アレルギー改善のために重要な栄養素 後編(ビタミンC、たんぱく質、亜鉛、銅、鉄)

前の記事はコチラ→アレルギー改善のために重要な栄養素 前編(ビタミンA、グルタミン、ビタミンB群)

ビタミンC 


副腎皮質ホルモン(コルチゾール:抗アレルギー作用)を作るときに、
補酵素としてはたらきます。
いわずと知れた抗酸化作用はアレルギーをはじめ万病の予防となります。

一度に大量にとると、吸収率は70%で余った分は排泄されて意味がないというのが通説ですが、のこりの30%は大腸で腸内細菌などに作用したり、腸粘膜改善作用があり、毒素の排泄もしてくれてむだにはなっていません。
すべての肉体的、精神的ストレスや睡眠不足で消費されます。

 



多く含む食品
果実類(アセロラキウイフルーツ、いちご)、野菜類(ピーマン、ブロッコリー、キャベツ)、いも及びでん粉類

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たんぱく質


たんぱく質は身体以外にも体内でつくられるさまざまな物の材料となります。
たとえば

  • 副腎皮質ホルモン(コルチゾール:抗アレルギー作用)をはじめとするホルモンの大部分
  • 抗体、補体などの免疫システムにかかわるもの
  • 消化酵素をはじめとする酵素

など。


たんぱく質を摂らないと…

それに対する酵素ができない
 ↓
食べても消化できず不快
 ↓
食べられない…💀

という悪循環となります。

食べないものに対する消化酵素はいらないと体が判断するのです。

よく食べ慣れない(高級な?)ものを食べたらおなかをこわしたなんていう話をききますよね。
あれはこういうことなんだろうなと思います。

余談ですが、かくいうわたしも「高級な和食屋さんなら添加物なんて入ってないでしょ」とつれて行ってもらった先できもち悪くなって帰ったことがあります…。

添加物がダメな理由 ↓

食べたことのない魚がいろいろでていました…。
情けなさと申し訳なさでいっぱいになりました。
外食不能の私を懲りずに誘ってくれる唯一の人でしたがそれっきりとなりました(笑)

たんぱく質はとても重要な栄養素ですが、人によっては消化するのが体の負担になったり、消化しきれずアレルギーを起こす可能性もあります。

またまた余談ですが、プロテインブーム?に載ってホエイプロテインを飲んでたら、アレルギーがでてしまいました。
それなら別のものをと大豆プロテインに変えて飲んでいたら、またまたアレルギーがでてしまいました…
あとで遅延型アレルギー状態であったと発覚。
続けて摂らないのが重要なんですよね。
間をあけて飲めばいいんでしょうけど…。

面倒くさくなったので、今はたんぱく質が分解された最小単位であるアミノ酸のサプリを飲んでいます。
プロテインを飲む前はずっとそうしてたんですけど…
深く考えずに余計なことはするもんじゃないですね。
いつも破壊している石橋をたたくのを忘れていました…

個人的に愛用中のサプリです。↓ ↓ ↓
発売当初からずっと飲み続けています。

亜鉛

200種以上の酵素の構成や70種類以上の酵素の活性化に関わっており、
副腎皮質ホルモン(コルチゾール:抗アレルギー作用)をはじめとするホルモンの合成や分泌の調整をしています。

また、インスリンの構造維持に必要で糖代謝に関与しています。
不足すると血糖の調整がうまくできず糖尿病の原因や悪化の要因となります。

この点に関しては前に話題にしたマグネシウムと同じですね。
亜鉛は銅とともに活性酸素を除去してくれます。
不足するとどんどん酸化がすすみ、アレルギーはもちろんあらゆる病気の元凶となり、老化もすすみます。
免疫細胞や赤血球の細胞膜の安定化、傷を治すはたらきもあります。

アミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成、味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しています。

食物繊維やフィチン酸(穀類、豆類に多い)、加工食品に多く含まれる食品添加物がなどが吸収を妨げます。
そのほか、アルコールの摂取により、亜鉛の排出量が増加します。

多く含む食品
牡蛎、海苔、わかめ、肉類(特に豚レバー)、卵、パルメザンチーズ、高野豆腐、切干大根、ココア、抹茶

たんぱく質と結合して、セルロプラスミンの形で様々な働きをします。

ヘモグロビン合成、免疫細胞のエネルギー代謝
エネルギー生成や鉄代謝活性酸素除去などにも関与しています。

多く含む食品
たこ、いか、えび、牡蠣、肉類(特に牛レバー)、豆類

鉄(ヘム鉄)

欠乏すると鉄欠乏貧血となります。
酸素の運搬を行うヘモグロビン(Feとたんぱく質でできている)が不足することで
正常な皮膚や粘膜が作れなくなり、バリア機能がなくなりアレルギー悪化となります。

肉類、魚介類、藻類、野菜類、豆類に多く含まれています。
全体的に、鉄分は吸収率が低いミネラルですが、鉄分の中でも吸収率の良いヘム鉄と吸収率の悪い非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は効率はよいですが、便秘になりやすい等の欠点もあります。

ヘム鉄を多く含む食品
肉類(とくにレバー)、魚介類(かつお、まぐろ、いわし、あさりなど)

非へム鉄
を多く含む食品

ひじきなどの海藻類、青菜の野菜(小松菜、ほうれん草など)、豆類(油揚げ、納豆など)、卵黄
動物性食品 ヘム鉄  吸収率 15~35
植物性食品 非へム鉄 吸収率 2~20

ヘム鉄の吸収率は食事内容による影響をあまり受けませんが、非ヘム鉄の吸収率は、食品中のさまざまな成分によって大きく左右されます。

野菜の鉄は吸収されにくいのでお肉じゃなきゃといわれていますが
お肉が苦手だったり消化不良で胃がもたれたり…わたしはします。

というわけで「お肉だいすき肉食系」でないひとにはサプリメントをおすすめします。
わたしは昔から慢性的に鉄欠乏性貧血ですが
ヘム鉄(ビタミンB12葉酸入り)を飲みだしてから、血液検査で十分な血液の材料があるとの結果が出続けています。

フェリチン、ビタミンB12葉酸がその指標となります。

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片頭痛もちにつき定期的に検査しております。貧血は頭痛の原因のひとつだそうです。葉酸とりすぎですね…。

あいにく出血量のほうが異常に多くて赤血球自体は少なめですが、「鉄分を摂りなさい!」と言われる筋合いはないくらいの状態にはできています。(昔はよく言われてきました…)

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コスパがよくてクチコミがよくて気軽に買えるという基準で厳選しました。

ちなみに玄米のフィチン酸、緑茶や紅茶のタンニン、ほうれん草に含まれるシュウ酸等で吸収阻害がされるといわれます。(ほうれん草は鉄分が多いですがこの点では微妙ですね…)
鉄分(非ヘム鉄)はそれらと一緒に摂らないほうがよいですが
最近では玄米のフィチン酸に関しては大量摂取しなければ大丈夫なレベルだといわれています。
ほうれん草はシュウ酸の少ない品種に移行しつつありますが、生で食べずにしっかり茹でて水にさらすことが大切です。

いろいろ言ってはきましたがすべてにおいて大事なのはバランスです。

不足してもだめですし、摂りすぎてもよくないことが多い。

ふつうが一番好ましい。でもふつうがいちばんむずかしい。

そう、何においてもです…。