東洋医学でアレルギーを治す

東洋医学って聞くと漢方とか、ツボにまつわる鍼とかお灸とか、そんなイメージですよね。
中国の医学だから中医学ともいいます。
あとは「肺、心、肝、脾、腎」とか「気、血、水」とか「陰、陽」とかいう表現があって
それぞれのバランスが大事とか…
ツボをつなぐ経絡っていう気の通り道があって、その流れをよくするのが大事だとか…
とにかく普段から地味にこつこつ努力してからだを整えるっていうイメージでしょうか。
即効性がないせいかいまいち飛びつくような魅力はないけれど、なんとなく気になる存在だったりしすよね。
というわけで東洋医学でいうところのアレルギーってどんなものなのか、気軽にできることはないのか調べてみました!
まずは東洋医学について基本的なことから 読みとばしたい方はコチラ→
東洋医学では、内臓器官を「五臓六腑 (ごぞうろっぷ) 」と表現します。
「五臓六腑に染みわたる~」のあれですね。
この概念はわたしたちが普段耳にしている胃とか肺とか心臓といった西洋医学でいうところの臓器とは違うものです。
似てるようでなんか違ってて、よくわからないなーというのが私自身の感想です…
興味があってその手の本を読んでみてもなんとも複雑な相互関係があって
いまいちピンとこなくて理解できない…
覚えられない…
自分の頭の悪さを毎度思い知る…の繰り返しでした。
五臓(ごぞう)は以下の臓器になります。
肺(はい): 呼吸や気の流れ、水分代謝を調整します。
心(しん): 血液の循環を促進し、精神活動をコントロールをします。
肝(かん): 血液の貯蔵や調整をし、気の流れを整え精神の安定に関与します。
脾(ひ) : 食べ物を消化吸収し、血液を調整します。
腎(じん): 精気*を貯蔵し、成長、発育、生殖、老化に関与し、水分代謝を調整します。
*生命活動を維持するための基本的な物質であり、生命力や成長、生殖力の根源とされています
六腑(ろっぷ)は以下の臓器になります。
胃 (い) : 食べ物の受け入れ、初期の消化を行います。
小腸(しょうちょう): 胃から送られた食べ物をさらに消化し、栄養と水分を吸収します。
大腸(だいちょう) : 水分を吸収し、不要な固形物を肛門へと送り出します。
胆 (たん) : 肝で作られた胆汁を蓄え、消化の助けとなる胆汁を小腸に送ります。
膀胱(ぼうこう) : 腎で濾過された不要な水分を一時的に貯蔵し、排泄します。
三焦(さんしょう) : 体内の水分の流れを調節し、全身の臓器間で水を運ぶ役割を果たします。
三焦以外はわりとそのまんまって感じですね。
これらの臓腑は、体内のバランスを保ち、健康を維持するために密接に連携しています。
バランスが崩れないように整えて、いい状態をキープすることが大切です。

「肺」を整える
ここからは東洋医学でいうアレルギーについてのお話です。
東洋医学では、アレルギーと関わる臓器は「肺」だとされています。
「肺」は外から身を守る働きがあり、皮膚、鼻、呼吸、血液循環、水分代謝と関係しています。
なので、アレルギー対策として「肺」を元気に保つことが大切なのです。
では「肺」を元気にするにはいったいどうしたらよいのか…
食事療法、運動療法、鍼灸治療、水分代謝のコントロール等があるのですが
ここでは気軽に取り組めそうな
食事療法(食べるもの)と水分代謝のコントロールについて掘り下げようとおもいます。
食事療法について
東洋医学でいわれる「肺に良い食べ物」があり、アレルギー対策としてそれらを積極的に摂ることが大切です。
「肺に良い食べ物」は「辛味のある食べ物」や「白い食べ物」です。
「辛味のある食べ物」について
東洋医学でいうところの辛味はおもに白い野菜のもつ辛味のことです。
辛ければ何でもよいわけではなく、辛味の定番である唐辛子なんかはちがいます。
■ 辛味のある食べ物の例
大根、かぶ、ネギ、たまねぎ、生姜、ニラ、紫蘇
いわゆる薬味でよく使われる食材ですね。
「白い食べ物」について
これらの食材は粘膜を強くする効果があります。
■ 白い食べ物の例
大根、れんこん、山芋、白きくらげ、白ごま、たまねぎ、じゃがいも、白ネギ、にんにく、りんご、なし
ちなみ温める食材、冷やす食材、ってよく聞きますよね。
これら肺に良い食べ物の中にも 温める食材、冷やす食材、どちらでもない食材があります。
ここで上げた食材を分類してみると以下のようになります。
温める食材 : ネギ、たまねぎ、生姜、ニラ、紫蘇、にんにく
冷やす食材 : かぶ、れんこん、白ごま、じゃがいも、りんご、なし
どちらでもない食材 : 大根、山芋
どちらの要素ももつはっきりしない食材 : 白きくらげ、白ネギ
季節やその時々の自分の状態などに応じて、
バランスよく適したものを選んで食べることができればすばらしいですね。
水分代謝のコントロールについて
アレルギーの症状としてみられる鼻水や涙、皮膚のじゅくじゅくなどは、体内の余分な水分と関連しています。
東洋医学ではこれを「水毒」と呼び、体内で水分が滞っている状態を指します。
アレルギー症状は、滞った水分を「鼻、目、皮膚」から出そうとしている反応と考えられています。
「鼻、目、皮膚」からではなくきちんと代謝させて尿として排出することが大切です。
水分代謝をよくする方法として
食事の工夫や生活習慣の改善などあります。
食事の工夫
利尿効果のある食材を摂る
大麦、はと麦、小豆、黒豆、アスパラガス、えんどう、
きゅうり、グリーンピース、とうもろこし など
水分の巡りを良くする食材を摂る
大根、梅、りんご、海藻類 など
塩分と糖分の摂取を控える
塩気の強いものや砂糖が多く含まれているものは、水分をため込んでしまいますので、薄味を心がけましょう。
生活習慣の改善
適度な運動
発汗を促し、筋力をアップさせることで水分代謝を改善します。
規則正しい生活
バランスの良い食事や適切な睡眠を心がけることが重要です。
温かいお風呂
身体を温めることで血流がよくなり水分代謝を促進します。
東洋医学において「潤す」ことが大切ってきくけど、水分多いのってだめなの?って思ったのですが
当たり前かもしれませんが
多くても少なくてもだめなんですね。
ほんとバランスなんだろうけど。むずかしい…
というわけで東洋医学でいう「水」についてちょっと調べました。
東洋医学では、体内のあらゆる水分・体液を「水」と表現します。
涙、汗、尿、胃液、腸液、細胞に含まれる液など。
一般的にいわれる水とは異なり、体の中で循環するすべての水分が「水」なのです。
さらに細かくいうと、「水」はおおきく2つの種類に分けられます。
さらさらした「津」と、どろどろした「液」の2つです。
「津」さらさらとした水分で、流動性が高く、皮膚・筋肉・五官など体の表面すみずみまで分布。
「液」どろどろとした水分で、流動性が低く、骨・関節・臓腑・脳髄など特定の部位に分布。
二つ合わせて津液(しんえき)といい、この津液を滞りなく巡らせるのが「肺」の働きによるものです。
つまり「潤す」っていうのは「水」を滞りなく巡らせることで
「水毒」っていうのは水はあるけど滞って巡ってないってことです。
「津」は次々流れ来るきれいな清流で「液」はへどろがたまっていくため池のようなイメージでしょうか。
大切なのはちゃんといろいろ流れて巡ることなのですね。
「大腸」を整える
アレルギー改善には「肺」が重要と言ってきましたがその「肺」と密接に関わるのが「大腸」です。
「大腸」は「肺」の調節により正常な機能を保つことができます。
免疫細胞の70%が腸に存在するといわれているように
腸内環境は免疫、すなわちアレルギーにとって非常に重要です。
ヨーグルトで花粉症対策、インフルエンザ予防などといったことはもはや常識となっていますよね。
腸内環境を整える~理想的な腸内フローラをつくる~ の回で紹介したように
腸内環境が整えばアレルギーはよくなるのです。
以上、簡単なところを一部だけピックアップしましたが
東洋医学的なアレルギー対策について少しでも理解が深まれば幸いです。
ここからはちょっと個人的な話…
私も東洋医学について学問的にはよくわからないのですが
東洋医学に深くお世話になったことがあります。
15年ほど前のことですが目の病気になって右目が全く見えなくなり失明しかけたことがありました。
西洋医学の治療は限界があってある程度の回復はあったものの「もう病院でできることはないよ」と 野に放たれたんですよね。
目が見えなくなったら車乗れない!働けない!独身だからだれも面倒みてくれない!
詰んでまう!!
ひとしきり号泣したあと、なにがなんでもなんとかしなくてはと調べまくり、
どうやら鍼治療にかなりの効果があるとのこと(眼科医による論文もあり)
目の治療をしてくれる鍼灸院を調べたら一番近くて片道150km…
通いましたよ!5年間!毎週末!
多分ほったらかしてたら再発を繰り返して失明していたと思います。
はじめて鍼灸院を受診したときに先生に言われたのは
目もそうだけどとにかく全体的にぼろぼろだよ!
とくに婦人科系がひどい!もろもろ全部整えていきましょう!とのこと。
いわゆる「バランス」がむちゃくちゃたっだんでしょうね。
当時の私はというと
とにかく虚弱体質。週末は一日中寝てる。
生理は3、4か月に1回、ひどいと1年こない。
冷え症で10月にしもやけになる。
ひざは痛い、腰は痛い、花粉症をはじめアレルギーがひどい、死にたくなるほどの三叉神経痛。
通ってる最中に事故でむち打ちになる(これは不可抗力…)
とにかく目以外でもいろいろお世話になりました。
結果、生理は普通にくるようになり、しもやけにはならなくなり、ひざや腰はたまに痛いけど普通に歩ける。肝心の目もかなりよくなりました。
アレルギーも当時はこころなしがましになっていったように感じます。(今はややぶりかえし中)
ほんとかなり体質変わりました。
東洋医学恐るべし。
あと余談ですがうちのおじいさん、たばこは吸うし、食事はあんぱんかまんじゅう、
野菜も魚も大嫌い、でも毎日朝晩「○命酒」飲んでたんですよね。
まったく病気せず100歳まで生きたんですけど絶対「養○酒」のせいだ思うんですよね。
なので東洋医学ってすごいなーと。
なんですけど死活問題である目のことがなかったら
5年も保険の効かない高い治療費や交通費を払い、週末をつぶして続けられなかったです。
なのでアレルギーにもなんかよさそうだなーレベルでここまでがんばれるのって難しいと思うんですよね。
鍼治療等となるとハードルが高いですが気軽に取り組めることがあればなーと思いますよね。
というわけで今回、食事等を中心にお伝えさせていただきました。
もちろん劇的に効くものではありませんが、
なんとなく取り入れてることがなんとなく効果があればよいなと思います。
オメガ3が豊富な油 5選 + α! ~アレルギーに効く~

オメガ3脂肪酸(n-3系)であるα-リノレン酸をたくさん含み、がん、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病やアレルギーを予防してくれる油があります。
※アレルギーと油については以前にも取り上げています。
エゴマ油、亜麻仁油等がオメガ3で有名なオイルですが、いかんせんオメガ3であるα-リノレン酸そのものがとても酸化しやすく、熱に弱いという弱点があります。
オメガ3(α-リノレン酸)が豊富な油の中でも比較的酸化しにくく、短時間なら加熱できる油もいくつかあります。
(油の中に抗酸化物質であるビタミンEなどをたくさん含むことなどによりそれを可能にしています)
今回はアレルギー体質の人におすすめな油5選をそれぞれの特徴とともに紹介します。
低温なら加熱できるオメガ3脂肪酸が多い油
■ カメリナオイル トータルバランスよし いちおし
以前の記事 → 究極の身体にいい油発見しました!
特徴
豊富なレシチンが脂質の代謝を良くし、肝機能を高め、動脈硬化や認知症を防ぐ。
美肌効果もあり。
レシチンには乳化剤の作用があるのでビネガーと卵で無添加のマヨネーズができる。
「植物の魚油」と言われている。
ちなみにα-リノレン酸が人間の体内でDHAやEPAに変わります。
魚にDHAが多いのは魚のエサとなる植物プランクトンにα-リノレン酸がたくさん含まれているからです。
原料 アマナズナの種子
主な産地 カナダ、アメリカなど
臨界温度 150℃ コールドプレスなら190~240℃が可能
加熱 短時間なら可能(ビタミンEのトコフェロールとβ-カロチンが豊富で抗酸化力が強いため)
保存方法 冷暗所保存
脂肪酸の組成
α-リノレン酸 38%
オレイン酸 20%
イコセン酸 20%
リノール酸 16%
その他 6%
栄養素
脂溶性ビタミン : ビタミンE
ファイトケミカル : β-カロチン
■ サチャインチオイル(グリーンナッツオイル、インカインチオイル)
特徴
ビタミンEである γ-トコフェノールに利尿効果があり、むくみ予防に効果大。
ファイトケミカルのケルセチンがアレルギーを抑制。
原料 サチャインチという 蔓(つる)性植物の種子
主な産地 ペルー
臨界温度 130℃
加熱 短時間なら可能
保存方法 冷暗所保存
脂肪酸の組成
α-リノレン酸 50%
リノール酸 30%
オレイン酸 8%
その他 12%
栄養素
脂溶性ビタミン : ビタミンE ( γ -トコフェノール(豊富)、トコトリエノール)
ファイトケミカル : ケルセチン、β-カロチン
■ チアシードオイル
特徴
食品中トップクラスのミネラルを含むスーパーフード、チアシードのオイル
ファイトケミカルのケルセチン、ミリセチン、ロズマリン酸がアレルギーを抑制。
原料 チアシード
主な産地 メキシコなど
臨界温度 ?
加熱 短時間なら可能
保存方法 冷蔵
脂肪酸の組成
α-リノレン酸 62.9%
リノール酸 18.8%
オレイン酸 7.2%
その他 11.1%
栄養素
脂溶性ビタミン : ビタミンE
ファイトケミカル : ケルセチン、ミリセチン、ロズマリン酸、カフェイン酸、没食子
加熱できないオメガ3オイル
■ エゴマオイル
特徴
ファイトケミカルのロズマリン酸、ルテオリンがアレルギーを抑制。
α-リノレン酸含有量はとても多いが最も酸化しやすく使用には注意が必要。
常温で空気にさらしただけでどんどん酸化する。
サラダ等に使うとしても食べる直前の使用が理想的。
原料 荏胡麻の種子
主な産地 日本、中国、韓国
臨界温度(酸化がはじまる温度) 70℃
加熱 できない
保存方法 冷蔵
脂肪酸の組成
α-リノレン酸 60%
その他 40%
栄養素
脂溶性ビタミン : ビタミンE
ファイトケミカル : ロズマリン酸、ルテオリン
■ 亜麻仁オイル(フラックスシードオイル)
特徴
ファイトケミカルである ピノレシノール、ラリシレシノール、セコイソラシレシノールが女性ホルモンに似た働きがあり更年期症状、PMSの予防効果がある。
原料 フラックスシードオイル
主な産地 カナダ、ロシア、ニュージーランド等
臨界温度 108℃
加熱 できない
保存方法 冷蔵
脂肪酸の組成
α-リノレン酸 50%
オレイン酸 14%
リノール酸 15%
その他 21%
栄養素
脂溶性ビタミン : ビタミンA、,E
ファイトケミカル : ピノレシノール、ラリシレシノール、セコラシレシノール、β-カロチン
高温でも加熱できるオメガ3オイル
■ PROBODY 亜麻仁油
特徴
250℃まで加熱できる亜麻仁油
普通は熱に弱い亜麻仁油だが精製することによって
250度まで加熱可能にしたもの。
不純物や加熱で有害化する成分を取り除くことでそれを実現している。
これなら揚げ物だってできちゃいますね。
ファイトケミカル の効果について
植物に含まれる生理活性成分
ケルセチン : 抗がん、高血圧抑制、脂肪吸収抑制、抗アレルギー、毛細血管保護、動脈硬化予防、骨粗鬆症予防
ミリセチン : 抗がん、糖尿病予防、抗アレルギー
ルテオリン : 抗がん、抗アレルギー、抗炎症、高血圧抑制、肝臓の解毒作用、糖尿病予防
ピノレシノール ラリシレシノール セコイソラシレシノール : 抗がん、女性ホルモン様作用、動脈硬化抑制、骨粗鬆症予防
ロズマリン酸 : 抗アレルギー、高血圧抑制
カフェイン酸 : 抗がん、糖尿病予防、脂肪燃焼作用、抗菌、抗HIV、疲労回復
β-カロチン : 抗がん、夜盲症予防、黄斑変性予防
没食子酸 : 脂肪吸収抑制
酸化防止剤となるビタミンEについて
天然のビタミンEはトコフェロールとトコトリエノールの2つがあります。
どちらもα、β、γ、δの4種があり、それぞれ特徴があります。
特にトコフェロールは抗酸化作用がとても強く、酸化しやすいオイルの加熱を可能にします。
サチャインチオイルに多く含まれる γ -トコフェノールには利尿効果があります。
臨界温度について
油を加熱した時に有毒な物質が発生し始める温度を臨界温度といいオメガ3オイルが豊富な油はこれが低くなっています。
ちなみに加熱に強いと言われているオリーブオイルの臨界温度は210℃です。(エクストラバージンオリーブオイルは160℃)
オリーブオイルに限らず精製されていない油は臨界温度が低くなっています。
先ほど紹介したPROBODY亜麻仁油のように精製されることによって油の臨界温度は高くなります。
とはいえPROBODY亜麻仁油のような油はとても高価なので
しっかり加熱したいときは手軽に手に入るオリーブオイルもおすすめです。
腸内環境を整える~理想的な腸内フローラをつくる~
腸内フローラって
腸内には1000種類以上、100兆個以上の腸内細菌がいます。
そのうちの善玉菌は、生まれたての赤ちゃんで90%、3才で70%、大人になると20%にまで減ってしまいます。
減りに減って20%のイメージですが大人はこの20%をキープするのが理想的な状態となっています。
腸内細菌は種類ごとに集団になって住み着いていてこの様がお花畑のようであることから腸内フローラと呼ばれています。
有用である善玉菌と有害である悪玉菌とどちらでもない日和見菌がいて
それらが2:1:7のバランスであることと、
菌の種類が多いということが理想とされています。
腸内フローラのバランスを整えるもの
- バランスのよい食事
- 食物繊維
- 適度な運動
- 十分な睡眠
腸内フローラを乱すもの
- 肉中心の偏った食事
- 食物繊維の不足
- 運動不足
- 睡眠不足
- お酒の飲みすぎ
- 加齢
- ストレス
腸内フローラうんぬんにかかわらずの内容ですね…。
プロバイオティクスとプレバイオティクス
「プロバイオティクス」や「プレバイオティクス」ってよく聞きますよね。
一文字ちがいで混同しがちなこの二つ…
腸にいいことな感じは分かるけどいったいなんなのか、この二つは何が違うのかについてです。
プロバイオティクス
プロバイオティクスとはいわゆる善玉菌そのもののことです。
乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌等のこと。
プレバイオティクス
プレバイオティクスとは腸内にいる善玉菌(プロバイオティクス)のエサになって増やしてくれる食品成分のことです。(具体的にはあとで記載します)
この2つを両方とることを「シンバイオティクス」といいます。
乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌のちがい
プロバイオティクスの代表である乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌…これまた腸にいいのはわかるけどそれぞれいったい何が違うの??っていう方は多いのではないでしょうか。
それぞれどんな特徴、役割があるのかについて解説します。
共通点としては
作り出す酸で悪玉菌が増えるのを抑えたり、腸のぜん動運動を助けて便秘を改善する効果があります。
■ 乳酸菌
作り出す酸の種類:乳酸
生息部位:小腸の下部~大腸
発酵によって糖から乳酸をつくる微生物の総称。
乳酸菌の種類は多種多様です。
広い意味ではビフィズス菌、酪酸菌もこれに含まれます。
そのほかにも、中性脂肪やコレステロールの低下、免疫機能を高めがんや感染症を予防、アレルギーの抑制など、さまざまな働きがあると言われています。
■ ビフィズス菌
作り出す酸の種類:乳酸+酢酸
生息部位:大腸
乳酸菌の一種で、代表的な善玉菌。
大腸にいる善玉菌のうち、約99.9%がビフィズス菌で、乳酸菌は約0.1%です。
大腸の調子を整えるために、ビフィズス菌はなくてはならないものです。
ビフィズス菌は酸に弱く、経口摂取によって生きたまま腸まで届けることが難しいため、さまざまな研究がなされています。
食品で摂るというよりは腸内に元々存在しているビフィズス菌を増やすことが大切です。
その材料となるオリゴ糖などを摂ることが有効とされています。
■ 酪酸菌
作り出す酸の種類:酪酸+酢酸
生息部位:大腸
アレルギーに対する効果は前回とりあげました
→制御性T細胞:Tレグ(T-reg)がアレルギーをおさえる
酪酸菌が作り出す酪酸は大腸の主要なエネルギー源です。
大腸の水分・ミネラルの吸収や、粘液の分泌によるバリア機能などが正常にはたらくために大切なものとなっています。
また酪酸が大腸の粘膜上皮細胞の代謝を促して酸素を消費させることで、酸素を必要とせずに育つビフィズス菌や他の有用菌(善玉菌)が棲みやすい環境になります。
乳酸菌は生きて腸に届くことが重要視されていますが、途中で死んでしまった菌にも大切な役割があります。
死んでしまった菌は、善玉菌が退治した悪玉菌を吸着し外へだしてくれます。
また、生きている善玉菌のえさとなり、よりよい腸内環境へと導きます。
どうせ死んじゃうから乳酸菌なんてとらなくていいやっていうわけではないのです。
腸活メシ

腸内環境を整える食事、腸活メシとして
プロバイオティクスとプレバイオティクスを意識したものを取り入れましょう。
菌そのものを含むプロバイオティクス食品
菌を育てるプレバイオティクス食品
・野菜 (モロヘイヤ、ゴボウ、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、大根、キャベツ等)
・いも類、こんにゃく
・きのこ類 (なめこ、しめじ、えのき、しいたけ、まいたけ等)
・くだもの (プルーン、キウイ、桃、いちご、柿、リンゴ等)
・豆類 (納豆、大豆、小豆、いんげん豆、えんどう豆等)
( )内は多い順
・野菜 (れんこん、ゴボウ、切り干し大根、モロヘイヤ、かぼちゃ、ほうれん草等)
・いも類、こんにゃく
・きのこ類 (きくらげ、エリンギ、しいたけ、えのき、まいたけ、しめじ等)
・くだもの (キウイ、柿、梨、リンゴ、バナナ、いちご等)
・豆類 (いんげん豆、大豆、小豆、えんどう豆、納豆等)
( )内は多い順
水溶性食物繊維+不溶性食物線維
・海そう類 (のり、昆布、ひじき、わかめ、もずく等)
海そう類は食物繊維をとても多く含みますが粘質多糖類が多く、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の区別しての分析が困難となっています。
( )内は総量のみでの多い順
ちなみに水溶性食物繊維を摂りすぎるとお腹がゆるくなったり
不溶性食物繊維を摂りすぎると便秘が悪化したりしてしまいます。
お腹の調子をみながら適量をとるようにしましょう。
制御性T細胞:Tレグ(T-reg)がアレルギーをおさえる
免疫のブレーキ役、制御性T細胞:Tレグ(T-regulatory cells)
免疫システムを担う免疫細胞にはいろいろな種類がありますが、唯一、免疫反応を抑制する細胞が
制御性T細胞:Tレグです。
これはアレルギーなどのいきすぎた免疫反応をおさえてくれるはたらきをもっています。
すなわち単純にTレグが増えればアレルギーがおさえられるのです。
続きを読むアレルギー改善のために重要な栄養素 後編(ビタミンC、たんぱく質、亜鉛、銅、鉄)
前の記事はコチラ→アレルギー改善のために重要な栄養素 前編(ビタミンA、グルタミン、ビタミンB群)
ビタミンC
副腎皮質ホルモン(コルチゾール:抗アレルギー作用)を作るときに、補酵素としてはたらきます。
いわずと知れた抗酸化作用はアレルギーをはじめ万病の予防となります。
一度に大量にとると、吸収率は70%で余った分は排泄されて意味がないというのが通説ですが、のこりの30%は大腸で腸内細菌などに作用したり、腸粘膜改善作用があり、毒素の排泄もしてくれてむだにはなっていません。
すべての肉体的、精神的ストレスや睡眠不足で消費されます。




