肥満と糖尿病の原因が「マグネシウム不足」

 摂取カロリーが減っているのに肥満が増えている!


カロリーも砂糖
も昔に比べて摂取量はっているにもかかわらず肥満人口は明らかにえています。

食べたい物をがまんして、細かいカロリー計算で日々努力している人にとって聞き捨てならないことですね。
食べてないのになんで太ってんの!!って経験をしたことがあるのは私だけではないはず…

糖尿病に関しても治療として徹底したカロリー制限がありますが一日のカロリー摂取量は減少しているにもかかわらず糖尿病患者は1945年の約3万人から2016年には何と1000万人… 
30倍 の患者数となっています。
平成28年「国民健康・栄養調査」の結果より

これらの矛盾した事実はリーキーガットが原因のひとつになっているようなのです。

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リーキーガットによるマグネシウム不足が糖の代謝障害を起こす

リーキーガットによって漏れ出たマグネシウム、不足すると何が起こるのか?

細胞がエネルギー不足になる

マグネシウムは細胞のエネルギーとなるATPを作る補酵素としてはたらきます。

マグネシウムが足りないとブドウ糖ATPに変えられずエネルギー不足になり、摂取したカロリーは余っているのに動けなくなります。

(ダイエット目線でいうと最悪の状態ですね…)

結果、つかれやすくなり、だるくて眠いといった慢性疲労状態となります。

(しかも太る…)

インスリンへの感度が悪くなる

細胞にはインスリンがくっつくとブドウ糖がとりこまれるインスリン受容体があります。

マグネシウム不足になるとこの受容体の感度が悪くなり、インスリンに反応しにくくなります。

つまりインスリン抵抗性が高くなります。

インスリン抵抗性とは インスリンの効き具合」を意味します。それが高くなるということは、膵臓からインスリンが血中に分泌されているにもかかわらず、標的臓器のインスリンに対する感受性が低下し、そのはたらきが鈍くなっている状態を意味しています。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより
インスリンのはたらき:細胞にブドウ糖をとりこみ、エネルギー源としたり、余ったブドウ糖をグリコーゲンや中性脂肪として蓄える。

結果、1-5の悪循環をたどります。

1 インスリン抵抗性 ↑

2 細胞にブドウ糖がとりこまれず血糖値 ↑

3 血糖値を下げるためにさらにインスリンが分泌

4 脂肪の脂肪細胞への吸収 ↑↑

5 肥満 💀

 

脂肪分解酵素が働かなくなる

マグネシウムは脂肪分解酵素であるリパーゼがはたらくときに必要です。

足りなくなると脂肪分解がされずに血中の中性脂肪が増え、高脂血症となります。

 インスリンの分泌力が低下する

マグネシウムインスリンを作るためにも必要です。

マグネシウムが足りないと膵臓インスリン分泌力そのものの低下につながります。


このようにマグネシウム不足がさまざまな理由から肥満や糖尿病の原因になっています。

マグネシウムのはたらき

マグネシウムは体内で最も重要なミネラルと言えます。

体内の600以上の酵素の補因子または活性化因子としてはたらき、カルシウム、カリウム、ナトリウムといったミネラルの細胞への出し入れを調整しています。

筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温、血圧の調整など生命活動の基本となるたいせつな要素を担っています。

不足するとさまざまな機能がうまくはたらかず、体調不良として現れます。

肥満、糖尿病だけでなく心疾患、神経疾患、片頭痛PMS骨粗鬆症などさまざまな病気のリスクをあげてしまうことになります。

マグネシウム不足にならないために

マグネシウムの不足を解消をするためにはあたりまえですが、マグネシウムの消費、消失を防ぎ、摂取量をふやすことが大切です。


マグネシウムの消費、消失させてしまうためひかえたいもの

マグネシウムが腸からもれてしまうリーキーガットを引き起こすレクチン
→植物の毒素レクチンをたくさん含む食品~外皮や種に要注意

マグネシウムが消費されてしまうストレス

マグネシウムの排泄量がふえてしまうアルコール


マグネシウムをたくさん摂取するためにしたいこと

マグネシウムを多く含む食品をとる

マグネシウムの入ったローション等を皮膚にぬり、経皮的にとりいれる

マグネシウムを多く含む食品
魚介類、海草類、ココア

野菜、豆類にもたくさん含まれますが、レクチンをあまり含まない種類の野菜(アブラナ科の野菜であるキャベツ、ブロッコリー、白菜や、玉ねぎ、葉物野菜)だったり、発酵してレクチンがなくなった納豆を選ぶなど注意が必要です。

そうは言っても、食品からの吸収率は低くサプリメントだとわずか4%です。
マグネシウムは下剤(便秘薬)としても使用されるほどなのでとりすぎても出ていく分が多いのです。

経口的にたくさんとるのは難しいのですが、経皮的にだと吸収率がよいとされています。
スポーツ用のマグネシウムローションマグネシウムオイルを皮膚に塗ることで摂取ができ、

静脈注射と同等レベルの効果が期待できることがわかっています。

筋肉の収縮にかかわっているという点から作られたものでスポーツ選手の足のつり防止や疲労回復のための商品ですがマグネシウム不足解消に利用できます。

あまり高濃度だと刺激が強いので気をつけながら使いましょう。

硫酸マグネシウムの入浴剤を使用することも効果が期待できます。

最近では液状のサプリメントなるものもあるようです。

飲み物等にさっと入れられて手軽です。↓ ↓ ↓